暗黒魔界王
私は暗黒魔界王だ。この世界には、我が力を必要としている者が大勢いるのでな」
「ならば俺も手伝おう! 俺は魔王になった男だからな!」
「ほう……それは心強い。だが貴様は一度死んでいるようだな? そのせいか魔力が極端に少ない」
「確かにそうだけど、そんなことより今はお前を倒さないといけないからな」
「ふっ……面白い。では我に傷を付けたら、もう一度蘇らせてやろうではないか」
「何だと!?︎」
「まぁ無理だろうがな。行くぞ!!︎」
すると奴の全身から禍々しいオーラが出てきた。
これは一体なんだ!?︎ こんな感覚は初めてだ。
でも負けるわけにはいかない
今の一撃でもう限界が来たのか……。
それにしてもこいつの攻撃は本当に厄介だった。
もし復活させてくれるなら絶対に生き返ってやる。
そしてまたリベンジしてやるんだ。
だがここで倒れても仕方がないよな。
俺の役目はここまでだ。
皆んな後は頼んだよ。
「おい、起きろ!」
誰の声だろうか? とても懐かしい声が聞こえる。
ゆっくりと目を覚ますとそこには見覚えのある顔があった。
あれ?ここはどこだ? 確か俺は死んだはずじゃなかったか?
「やっと起きたか。お前は今までずっと眠っていたのだぞ?」
どういうことだ? 俺は生きているのか?
「いや、お前は確かに死んだぞ。ここは死後の世界ってやつだ。ちなみに俺は見た目はお前の知り合いだが中身は別人だ」
「別人? じゃあおまえはいったい誰なんだ」
「俺は先代の暗黒魔界王だ。あまりにもあっさりと負けたお前は、こっちで開かれた暗黒魔界王会議で暗黒魔界王失格が決定されたのだ」
「な、なんだと!」
「だが安心せよ。お前にもう一度チャンスをやることになった。お前は今から転生して再び暗黒魔界王になるのだ。そして暗黒魔界王の名にふさわしい功績を上げよ」
「それと一つだけ忠告しておく。魔王の中には自分の欲望のために人を利用する者もいる。だが決して仲間を見捨ててはいけない。それでは魔王になれないからな」
「わかりました!」
こうして俺は生まれ変わり、新たな人生を歩むことになった。
俺は生まれ変わったらしいけど名前はどうしようかな〜 とりあえず今は名前がないと困るか……。
よし決めた。
新しい名前を今度こそ考えよう! そうだなぁ……。
せっかく前世の記憶が残っているし前の名前を使ってもいいかもしれないな! それに俺もまだ名前を決めてないし、前の名残りもあって少し気恥ずかしい部分もあるが、やっぱりいいと思うんだよなー! よし決まったぞ!!︎ よしこれで行こう!!︎……………….. はっと意識を取り戻すように俺は目覚めた。
―――――転生から数年後
成長した俺のお前に、あの男が立っていた。
あいつだ。
俺を殺したあいつが今、俺の目の前に立っている。
知識も力もあの時とは比べ物にならないほどになっている。
今度は勝てるはずだ。
だが―――――
負けた...いとも容易くあっさりと赤子の手をひねるが如く盛大に負けた。しかもあいつ立ち去る際に...
「この程度がゴミめ」
とかほざきやがった。とりあえず顔面1発殴らせろ!
そして俺は皮肉な程に清々しい晴天の青空に拳を突き上げた...
あれ?俺生きてる?やったぁー!死ななかったぞ!ひゃっふぅー...とりあえず力を蓄えてあいつの顔面に1発でかいのぶち込んでやる!
「また負けた。なんでこんなに負けるんだ。」
そうすると突然天の声が聞こえてくる。
「負けた理由もわからんとはなんという体たらくだ。お前それでも暗黒魔界王を名乗っていたのか?」
「暗黒魔界王とはなーーーーーーー」
・・・・・・・・・・・・・・・
二年が経った
俺は成長したのだからこそ断言できる。
この俺は最強だ。
俺はあるトレーニングをしていた、それは誰もまねできるものではなかった。
そう小説で魔王が主人公の小説を読んでいた。これにより自分が暗黒魔界王であることを理解したのだ。
だからこそ俺は最強なのだ。
そうして奴とまた決闘することにしたのだ。
日時は伝えていた。
そして奴はきた・・・・・・・
まず顔面に1発入れそしてみぞおちに1発ぶち込み怯んだところを我が超必殺技をぶち込む!
素晴らしい完璧だ。これで勝つる!
...ただし現実は厳しかった。
まず顔面に1発入れたまぁそれぐらいは出来た。ここまではプラン通りだ。そして私はそのままみぞおちに1発ぶち込んでやろうとした。だがあいつは早かった。我がみぞおちに1発入れるより先に我のみぞおちに1発ぶち込んできた。そしてそのまま我はぶっぱなされたあいつの超必殺技で吹き飛んだ
とりあえず顔面に1発入れから良し!
「じゃねぇだろ」
あいつの超必殺技で異空間に飛ばされた。
そこはなにもない空間だ、だが俺はここで負けるわけにはいかないうおおおおおおおおおおおお。
そういいながら奥義「暗黒最終奥義 ファイナルデススラッシュ&暗黒魔界式拳法暗黒魔界拳 さらに最終最終奥義 暗黒魔界刹那暗黒暗黒暗黒暗黒拳」
この技は簡単に言えばダークマターを生成することで次元の扉を突破する技だ。
だが問題点があるとすれば発動までに3分かかるのだ。
これにより異空間から脱出することに成功した。
「これまでか。」
俺は倒れ伏したが悔いはなかった。
視界が真っ暗になった、俺は眠りにつくのだった。
気が付くと知らない天井でベッドで寝ていた。
あたりを見回すとどうやら病院らしい。
そして隣では俺を看病していたのか、見知らぬ少女がいた。
その少女は銀色の長い髪が特徴の少女だった。
「起きたんですね。」
そう言って話しかけてきた。
「君は誰なんだ?それになぜここにいるんだ?」
すると彼女は悲しそうな顔をしながら言った。
「私はあなたの彼女です。あなたを助けるためにここまで来たんですよ。」
何を言っているんだこいつは。
そもそも彼女と付き合っていたなんてありえないはずだ。
なぜなら俺は生まれてこのかた女性とお付き合いをしたことがないからだ。
つまりどういうことだ?頭が混乱してきたぞ。
俺が混乱しているのに気づいたのか、少女は続けて話した。
「私のこと覚えていませんか?」
いや全くと言っていいほど記憶がない。
もしかしてどこかで会ったことがあるのか? だとしたらまずいな。
「すまないが全く覚えていないんだ。」
そういうとさらに悲しそうな顔をしてうつむいた。
本当に申し訳ないな。
でもどうしてこんな状況になっているんだろう。
「私の名前は黒上霊歌。暗黒魔界王様のために転生してきました。」
ん?いまこいつなんていった? 黒上霊歌ってだれだ? そんな奴知らないぞ。
「君の名前を聞いてもいいかな?」
とりあえず名前を聞くことにした。
「はい!私の名前は黒上霊歌と言います!」
うん。やっぱり聞いたことのない名だな。
ふはははははははははははははははははははは。
私はその場で大きく笑った。
悲しい事に特に意味はない。
彼女は大きく目を見開いていた。
「お気づきにならないのも無理ないかと貴方は転生したのです。そして私は暗黒魔界女王です。」
「暗黒魔界女王かなるほど。」
悲しい事にまったくわからない。
すると何か大きななにかあれがあれというか。ああいううーんすごいぱわーを感じた。
個室に勇者が来た
あの時の勇者だという事がわかるそして多分女に転生したのだろう。
「魔王私はレジェンドオブレジェンド勇者だ。お前を殺す飯の仇ーーー」
レジェンドオブレジェンド勇者か想像以上にださかった。
「続き」を投稿して「佳作」以上を獲得すると閲覧できます。