「風雷某」の投稿
ぎゅッと目を瞑った。走馬灯はまだ走らない。下は見えない。怖くない。怖くないはずなのに。むしろ、高層ビルの屋上から身を躍らせるなんて、絵的には最高に素敵なシーンじゃないか。
ふと、高校の同級生が見せてくれた、倫理の教科書の見返しに並んだ、誰かの言葉を思い出した。
「人生は一冊の本に似ている。
愚か者は急いで読み進める。
この本が、
後戻りできない本である事を
知らないからである。」
風雷某
ぎゅッと目を瞑った。走馬灯はまだ走らない。下は見えない。怖くない。怖くないはずなのに。むしろ、高層ビルの屋上から身を躍らせるなんて、絵的には最高に素敵なシーンじゃないか。
ふと、高校の同級生が見せてくれた、倫理の教科書の見返しに並んだ、誰かの言葉を思い出した。
「人生は一冊の本に似ている。
愚か者は急いで読み進める。
この本が、
後戻りできない本である事を
知らないからである。」