完結作品 恋愛
後輩の彼女がちょっとだけオカシイ。
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あきカン
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内容
「俺」と「後輩」は付き合って一ヶ月にも満たない出来立てホヤホヤのカップル。
向こうから告白してきて、「俺」はその場の勢いでついOKしてしまった。
「後輩」は世間的に見ればそこそこカワイイと思える顔立ち。大して「俺」は彼女が偏差値60なら45くらいの下の中ぐらいには整った顔立ちをしている(なぜ告られたのだろう……)。
「後輩」とはまだデートにも行ったことがなく、メールを交換し合った程度にしか距離が近づいていない。そこまで進展を急ぐ気はないが、向こうがどう思っているのかは気になる。
ところでその「後輩」にはちょっとオカシなところがあり、よくメールでやりとりをするのだがその文面がどこがズレているのだ。
馬鹿と天才は紙一重というけれど、「後輩」はそのどちらにでも当てはまるんじゃないかと思う。
そんな毎日やってくるメールに対して、「俺」はなんとかかんとか返信を続けていた。
Colors
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「あなたは色が白いから、きっとよく映えるわよ」
そう言って、貴女は好んで赤い色の服ばかりを私に着せたがりました。
「ほら、鏡を見てごらん。地味な色より、やっぱりこちらのほうがよく似合う」
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赤い色は。
私にとって。
あまりにも生き生きとして、眩しすぎるのです。