アーティファクトトラベラー 眠りの町と偽物の楽園

Lost find you

ふと目が覚める。
僕は水の中にいて外には男の人がいた。

「意識があるようだな聞こえてるか分からないが。博士とでも呼んでくれ」

「まあ私らしくも無いがそうだな・・君に名前を付けようそうだなレプリカとかどうだろうか」

僕が生まれて名前与えられ、そして色々な事知る事になった。

まずは人の事を学んだ人間とはどのようなものなのか?
だけど博士は自分が人を語るなど烏滸がましいと言っていた、何の事か分からないけど博士は悲しそうだった。

水中にいるのは変わらないけど。
言葉を学んだ、最初博士は何を後で分かった。虚無だった世界が変わってきた。

そう僕の名前はレプリカ。

あれから月日が経った。


「私は人間を救いたいのだレプリカ私の力では実現不可能だが、君にならできるだろう」

「博士どうやったら人間を救えるの?僕はそれが知らなくちゃならないんだよね?」

「まあそうだなだが、それ以外にも色々な事を学ばないといけないぞ。」

「うんわかった僕もっと学ぶよ」

博士は少し老けたというのかな。
一応自分の顔を見せて貰ったけど何も変わらない。
少なくとも20年は経ったと思う。

今はようやく水の中から出れて地に触れて嬉しい。食事などは僕が想像すればそのまま食べ物と食器を作ることが出来る。

だけど味はあんまり良くない。

僕の創造魔法もまだまだだ。


そしてさらに月日が経った。

「レプリカ私はもう生きられそうに無い。教えただろう?それは仕方ない事だ。人は死ぬだが君にはそれは無いだから後の事は頼む」

「わかったよ博士。僕は博士の為にも理想郷を作るよ」


博士はいなくなった、ああ寂しいだけどそうかみんなこんな寂しい経験を何度もしているんだ。

博士は死んだ。その日僕の創造魔法は完成した。



そして僕は魔法を使い世界を観測した。

色々鮮やかな景色と幸せな日常を。

灰色の日々と人の非日常を。

美しい生命が生まれる瞬間を。

悲しく生命が消える瞬間を。

沢山の事を学んだ、一つ悲しいのが自分の経験では無い事だ。


博士今から僕は理想郷を作ります。



不定期になります。
エターナルになっても気にしない方向で

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