人類亜人化計画
亜人
我々人類は動物が好きだ。故に俺、怠惰杉敏(たいだすぎとし)はひとつの計画とそれを達成するための場所を作り上げた。
計画は人類亜人化計画。場所は亜人化工場。今は俺を含め4人で働いている。
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亜人化工場には大吉という犬がいるんだが、こいつがやけに賢いんだ。そいつは今工場長の座を狙ってやがるんだ。けどよく考えてみろよ。なんで俺たち人間が犬の工場長の下で働かなくちゃいけないんだ?そこで俺は考えた。犬の下で働くのが嫌だから、あいつを人間にしちまおうと思ってるんだ。あいつが人間なら、あんだけ賢いんだから、まぁ工場長として認めてやるよ。
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亜人化工場で働く4人の中の紅一点、河合安奈(かわいあんな)は、憂鬱な表情をしていた。一ヶ月後に控えたクリスマスが、このままでは、ボッチ飯で終わりそうだったからだ。安奈は、仕事に身が入らない。工場で働く残りの3人と社長の一匹をぼんやり見渡して、ため息をついた。家に留守番しているラグドール猫のろっくんを思い浮かべ、「ろっくんが人間だったらなぁ。さぞかし綺麗なんだろうなぁ」とぼんやり考えていた。
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そこで俺たちは四人で話し合い、人類亜人化計画を始める前に動物の人間化「擬人化計画」を始める事にした。擬人化が出来れば作業員が増えるし、亜人化計画も可能に近づく。擬人化を参考にし、亜人化を始める事にしたのだ。
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