「夢のまた夢」への投稿

何千と掘り進める夢

先ほど体験した夢にうなされながら目を開けると再び戦いは始まった

目の前には弱い敵、ほどなくやや遠くに強い敵の姿が霧にまみれて姿を現す

私は武器を手に取り、お得意のその場しのぎだ

もう何度繰り返したことだろう。思い返したら何層までの夢だったのだろう

はやく現実の朝七時に帰りたい

私の忘れている人格はどこに置き忘れてしまったのだろうか

ただただ会いたい

このままどの夢にも自分がいなかったとしたら、生きていける気がしない

私が私として私たらしめるものとは人格しかないのだ

だから私は今も夢の中で人が生きるここでのらりくらりと戦うしかない

こうして自己承認して、私はこの層も終わった